先日日英ハーフの息子のイギリスパスポートを取得したのでパスポートの取得方法について書きます。
1.イギリスの出生登録
Registryの予約
イギリスで出産したらまずは出産後42日以内に子が生まれた場所(出生した病院)を管轄するRegister Officerで出生登録が必要です。
この登録手続きには訪問予約が必要で私たちは出産2日後にcouncilのウェブサイトで予約を行いました。最短で空いているスロットが2週間先(4月22日15:30)だったので、生まれてすぐに予約することをお勧めします。
HM Passport OfficeがBirth Certificateを受領オンライン予約には母親の名前や赤ちゃんの誕生日などの情報が必要でした。
当日の流れ
当日は予約時間の10分前に到着しました。イギリスの婚姻証明書がある場合はRegistryには片親だけが行けばいいみたいですが、私たちは日本で結婚してイギリスの婚姻証明書がないので夫婦で訪問する必要がありました。
受付に「Birth Regsitryの登録できました」と伝えるとすぐに個室に案内され、係の人に次の書類を提出しました。
- 両親の身分証明書(私たちはパスポートを持参)
- Red Book
その後、夫婦一人ずつ名前、生年月日、出生場所、住所、職業などを口頭で確認されました。息子の名前はスペルミスを防ぐためにその場で紙に書いて提出しました。
登録自体は20分程度で終了し、Birth Certificate(出生証明書)を購入したいか確認されました。その場で何部必要か分からなかったので念のため4部購入しましたが、1部£12.50もしたので3部でも良かったかな…(日本の出生登録、イギリスのパスポート取得、予備)。
2.パスポート写真の撮影
「パスポート写真は規定が複雑で撮影が難しそう」と思い近所のMax Spielmannで撮影しました(写真4枚とオンラインフォトで合計£14.50)。
しかし、GOV.UKによると、イギリスの規定はかなり緩く12か月未満の赤ちゃんの場合は目を瞑っていても大丈夫とのこと。しかもこのパスポートは5年間使用可能。
Children under one do not have to have their eyes open. You can support their head with your hand, but your hand must not be visible in the photo.
Children under one should lie on a plain light-coloured sheet. Take the photo from above.
お店での撮影も白いTシャツを被せたchanging matの上で寝ている息子を撮っただけだったのでこれなら自分達で撮影すればよかったと思いました。なんなら首も曲がっていましたが普通に使用できました。
写真撮影の後、レジでパスポートのオンライン申請時に入力するデジタルフォトのコードをもらいました。
3.イギリス人配偶者のBirth Certificateの取得
日英ハーフの赤ちゃんのパスポートの取得には、赤ちゃんとイギリス人配偶者(イギリス国籍)のFull Birth Certificate (Original)が必要です。なお、提出したBirth Certificateはパスポート発行後に郵送で返却されます)。イギリスのパスポートを早急に取得する必要がある方はイギリス人配偶者のBirth Certificateを事前取得されることをお勧めします。
What you need to send – Apply for a passport – GOV.UK
Parents’ documents
For 1 of your parents, send 1 of the following:
full birth or adoption certificate (showing both the child’s and parents’ details)
私たちはGeneral Register Office (GRO)のウェブサイトから申請しました。申請にはGRO Index Numberが必要ですが、これは新生時に夫の名前、生年月日、両親の名前を入れると検索可能です。
Order a birth, death, marriage or civil partnership certificate - GOV.UK
Full Birth Certificateの取得費用は1枚£12.50です。申請から受取までにかかった日数は10日間です(4月26日申請、5月1日発送、5月6日到着)。Priority Serviceを利用すれば翌日発送も可能ですが£39.50もかかります。ビザ申請の時もそうですがイギリス大好きですよね、Priority Service…。
4.パスポート申請
赤ちゃんとイギリス人配偶者のBirth Certificate及びパスポート写真が揃ったらオンラインでパスポート申請が可能です。
Apply online for a UK passport - GOV.UK
パスポートの申請自体は画面に従い必要事項を入力するだけなのでとてもシンプルですが、一つ注意点があります。
代理申請者の指定ついて
イギリス市民権を持っていない親(私)であってもイギリス国籍の子のパスポートの代理申請が可能です。
息子のパスポート申請は私が行ったので、代理申請者情報に何も考えず私の名前を入力しましたが、すぐにイギリス国籍の夫にしておけばよかったと思いました。
というのも、イギリスで初めてパスポートを申請する人は、申請者(子の場合はその代理申請者)を少なくとも2年以上知っている人に「countersignatory(カウンターサイナトリー)」としてパスポート写真や本人情報の確認を依頼する必要があるのです。
本人確認者(countersignatory / identity confirmer)の条件も細かく指定されています。
- 18歳以上
- 親族でない
- 配偶者やパートナーでない
- 同じ住所に住んでいない
- 現在有効な英国またはアイルランドのパスポートを持っている
- Professional person(専門職)(医師、看護師、エンジニア、教師、会計士、弁護士、警察官、銀行員、ソーシャルワーカーなど)または社会的立場が確認しやすい人(マネージャーなど)
上記の中で一番頼みやすい人はマネージャーかな?と思いましたが私が転職してから1年も経っていません。イギリス国籍の夫であれば上記の職業に就いている友達もいるので悩まずに済んだと思います。「どうしよう…」と途方に暮れていた時に、何度か会ったことのある夫の親友の奥さんが看護師であること思い出し彼女に依頼しました(パスポートの申請画面で本人確認者のフルネームとメールアドレスを入力すると、メールに本人確認用の専用URLが送られてきます)。
イギリスのパスポートを初めて申請される際は事前に本人確認者に依頼しフルネームとメールアドレスを入手されることをお勧めします。
5.必要書類の送付とパスポートの受領
無事に本人確認が完了するとパスポートの申請画面に必要書類(Birth Certificateなど)とその送付先情報が表示されます。私はPost Officeから翌日到着&追跡可能なFirst Classで送りました。
1週間ほど経つとパスポート発行のメールが届き、その翌日にはパスポート原本が自宅に届きました。ちなみに日本と違い12歳以下の場合はパスポートに署名不要のようです。その数日後には普通郵便でBirth Certificateが返送されてきました。
6.かかった費用と日数
イギリスパスポートにかかった費用は合計£111.30でした(以下内訳)。
- 息子のBirth Certificate: £12.50
- 夫のBirth Certificate: £12.50
- パスポート写真: £14.50
- 書類送付代: £5.30
- パスポート申請費用: £66.50
パスポート申請にかかった日数は以下のとおりです。
- 4月22日: 息子のBirth Certificateの申請&取得
- 4月25日: 息子のパスポート写真撮影
- 4月25日: オンラインでパスポート申請&本人確認完了
- 4月26日: オンラインで夫のBirth Certificate申請
- 5月6日: 夫のBirth Certificate受領
- 5月6日: 最寄の郵便局からBirth CertificateをHM Passport Officeに送付
- 5月7日: HM Passport OfficeがBirth Certificateを受領
- 5月14日: 申請承認完了
- 5月15日: パスポート印刷完了
- 5月16日: パスポート受取(ポスト投函)
- 5月20日: Birth Certificate返却(ポスト投函)
HM Passport OfficeがBirth Certificateを受領してから実際にパスポートが自宅に届くまでは9日間でした。日本と比較するとイギリスのパスポート申請はとても簡単でした!